自分で大黒柱を選ぶ家づくり

立派な杉を切りました


お施主さんとの話。

大黒柱を自分の家の裏山にあるものを使うと決めてから、何度も山を散策しました。
あの木がいいかなぁ〜、この木だと切りやすそうだなぁ〜。
すると、夫婦に語りかけてくる木がいました。ふたりは、「コレだっ！」と同時に一本の木を指をさしました。
その木は、坂の途中にあり、木々の入り口に立っており、一歩間違えると母屋を真っ二つにしかねない場所に立っていました。
リスクを考えると変えた方がいいかもなぁ…と思いましたが、やはり二人はこの木しかないという結論になりました。

そこで登場したのが、きこりんS。


さすがとしか言えない手さばき。
倒す方向はもちろんのこと、葉がらしをする為の接続残りまで全て計算通り。
通常、木を切ると「ﾄﾞｫｽｰｰｰｰﾝ!!!」と地響きがしますが、静かーにスーッと寝かせる技。


そして、石川五右衛門ばりの振る舞い。笑
お施主さんもロープを一生懸命引っ張り、自分で倒したと、全身全霊で体感していました。

この木が新しいお家の大黒柱になります。